選手宣誓

2015年8月6日、第97回全国高校野球選手権が開幕しました。
その開幕式で選手宣誓を務めた鳥羽高校の主将、梅谷成悟(うめたに せいご)選手は、3ヶ月前にガンで亡くなった父(重夫さん)との約束を胸に選手宣誓に臨みました。
高校2年の夏、主将になるか迷っていた梅谷選手の背中を、力強く押したのが父の重夫さんでした。
父の重夫さんは息子が野球を始めてから、亡くなる直前まで、ずっと欠かさずに息子の試合を観戦したそうです。
そして、亡くなる前の春季大会の試合で完敗した息子に「夏は勝てよ」と言葉を残し、この世を去りました。
「お父さんが僕の中にいる、絶対に負けへん。」
父との約束を胸に挑んだ夏の京都大会、ノーシードから勝ち抜き、見事、鳥羽高校は100年目の甲子園への切符を掴みました。
天国で見守ってくれている父への想いも込めて宣誓する梅谷君の言葉をみてください。

鳥羽高校、梅谷成悟主将の選手宣誓
1915年8月、第1回全国中等学校優勝野球大会が始まりました。
それから100年間、高校野球は日本の歴史とともに歩んできました。
この100年、日本は激動と困難を乗り越えて今日の平和を成し遂げました。
このような筋目の年に、聖地、甲子園で野球ができることを誇りに思い、そして、支えていただいた全ての方々に感謝し全力でプレーをします。
次の100年を担う者として、8月6日の意味を深く胸に刻み、甲子園で躍動することを誓います。

こんな若者がいるだけで明るい未来を感じます!
ルオント 店主

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