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黒染めの脅威。

金曜日, 6月 29th, 2012

皆さんはヘアカラーをして、自己表現やオシャレの幅を広げて楽しんでいる人や、学生という肩書から解放され今まさにヘアカラーを検討されている方も多いと思います。

そこでよく質問されることが
少し前に黒染めしましたが、普通にヘアカラーできますか?
ということです。

ここでは、なぜ黒染めが次回のヘアカラーに関係があるのか?
それを打開するための根本的なアドバイスを書いてゆきます。

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まず、黒染めした髪を普通にヘアカラーすることはできません。
天然の黒髪がもつ色素はメラニン色素といい、これを破壊することにより髪は黒から茶色へとトーンが上がっていくので、普通のカラー剤ではこのメラニン色素を破壊するように作られています。

黒染めや白髪染めなどのヘアカラーで多く使われている染料ではジアミンなどが有名ですが、これを壊すことが普通のヘアカラーではできないのです。

簡単に言うと
天然の色素は抜く事ができるが、人工的に入れられた色素を抜く事ができない。
ということになります。

黒染めをした髪に明るめのヘアカラーを用いて、少し明るくなりましたという方もいらっしゃるでしょう。
それはアルカリ剤を用いていますのでパーマなどで少し色落ちしたというのと同じ。もしくは人工的な色素ではなく、残っていたメラニン色素をさらに破壊しただけの状態で、
いらない色素は残り必要な色素がなくなる、髪にはとっても残念な結果です。

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この状態からセルフカラーすることはとても難しい事がわかります。
市販されているカラー剤の多くはこの人工的な色素を取り除く能力を持ち合わせてはいませんし、染めむらや、どこからが黒染めされている部位になるかもわからないという状態では、黒染めのきいていない根元から何センチかだけ希望色になり、そこから先は暗いままになってしまいます。

美容室にいっていつ頃に黒染めしたかを伝えてから施術してもらうのが一番です。

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では、どうすれば黒染めをした状態から、自然にヘアカラーをした状態に戻すか。

普通にヘアカラーでも使われるブリーチを使用する方法があります。
ブリーチ剤は金髪にするときに使用される薬剤として活躍しますが、人工的な色素をも破壊できる薬剤でもあります。
しかし人工的な色素と共にメラニン色素をも大幅に破壊してしまうために、一度は金髪になってしまいます。
ここでも市販のブリーチ剤ですと、威力がたりずに赤茶色みたいな汚い色になってしまう恐れもあります。
ですのでしっかりと美容室で黒染めを抜いてもらって、ダブルカラーとしていろを整えてもらう必要があります。

あと脱染剤という人工的な色素だけを抜くという薬剤がありますが、残念ながらどこにでもあるものではなく、大概はブリーチとのダブルカラーでの処置ということになるようです。

どちらにせよアフターで色を整えるため、ダブル施術になりますのでトリートメントは必須です。
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ここまで説明しましたが、黒染めに限らず暗めのグレイカラーをされている方や、ハイトーンなヘアカラーをナチュラルなブラウンになどの大幅なトーンダウンをされている方が、大幅なトーンアップをしたいと言う場合も同様です。

黒染めのリスクを知り、簡単なことではない、とてもセルフカラーでは治せないと理解したうえで、学校や仕事の関係上やむなくといった場合にのみ染める事をオススメします。

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